ザ・トヨスタワー
豊洲駅至近に立つ地上43階・高さ155メートルの超高層マンション。三井不動産レジデンシャルほか4社が共同で手がけた湾岸再開発の先駆け的一棟。
- 用途
- マンション
- エリア
- 江東区
- 竣工
- 2009年
- 階数
- 地上43階/地下1階
- 高さ
- 155m
- 延床面積
- 約91,973㎡
- 開発
- 三井不動産レジデンシャル・野村不動産・三菱地所・東京建物
- 設計
- 清水建設
豊洲の空を切り取る155メートル
東京都江東区豊洲三丁目。ゆりかもめの豊洲駅に近いこの場所に、地上43階・高さ155メートルのタワーが立っている。ザ・トヨスタワー——三井不動産レジデンシャル・野村不動産・三菱地所・東京建物の4社が共同で開発し、清水建設が設計・施工を担った大規模分譲マンションである。2009年の竣工時点で、豊洲三丁目のスカイラインにひとつの基準線を引いた建物だ。
延床面積は約91,973平方メートル。水平方向に工場や倉庫が連なっていた時代の豊洲三丁目から見れば、155メートルという高さは街の尺度を根本から更新するものだった。ゆりかもめが運河の上を走り、駅の周囲に高層住宅が集積していく——湾岸の埋立地が居住地として本格的に機能しはじめる時期に、豊洲のスカイラインを形づくった一棟として記録される。東雲・有明へと続く湾岸の高層住宅群形成を語るうえで、早期に立ち上がったこのタワーの存在は欠かせない。
4社共同事業という体制
このプロジェクトで注目されるのが、大手デベロッパー4社による共同事業という構造である。一棟の建物を複数のデベロッパーが連携して手がけるスキームは、2000年代の大規模湾岸開発で幾度も採用された。広大な再開発用地に対してリスクを分散しながら開発を進めるこの手法は、湾岸地区特有の大きなロット規模と、単独では捌ききれない規模の供給量を両立させるための現実解だったとみられる。三井・野村・三菱・東京建物それぞれが異なる顧客基盤と販売ネットワークを持ち寄ることで、大型の一棟をより確実に市場へ届ける体制が整えられた。
竣工後、豊洲の街は変貌を続けた。周辺には商業施設や公園が整備され、大規模施設の誘致が加わり、新たな高層棟が次々と立ち上がった。2009年当時の豊洲三丁目と現在の景観は大きく異なるが、ザ・トヨスタワーの155メートルはその場所に変わらず立ち続け、街の更新を見届けてきた。豊洲の再開発がどれほどのスピードで進んできたかを、この一棟はその高さで証言している。
まとめ
ザ・トヨスタワーは2009年竣工、地上43階・地下1階、高さ155メートル、延床面積約91,973平方メートルの超高層マンションである。三井不動産レジデンシャルほか4社が共同で事業化し、清水建設が設計・施工を担った。産業の街から湾岸の居住地へと転じていく豊洲のなかで、早くからその縦の輪郭を定着させた一棟だ。ゆりかもめの車窓から、あるいは豊洲駅周辺を歩きながら、この155メートルが切り取る空を眺めてほしい。
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関連リンク
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参考・出典
- 清水建設 施工実績 https://www.shimz.co.jp/works/jp_resi_200902_toyosutower.html
- 三井不動産プレスリリース 2007-05-30 https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2007/0530/
- The Skyscraper Center #26626 https://www.skyscrapercenter.com/building/the-toyosu-tower/26626
- 竣工年は清水建設施工実績・Skyscraper Centerで2009年1月、一部不動産ポータルでは2008年11月と差異あり