シティタワーズ豊洲 ザ・ツイン
豊洲三丁目に並び立つ地上48階・高さ約166メートルの超高層ツインタワーマンション。住友不動産が開発し、日建設計が設計した湾岸の双子塔。
- 用途
- マンション
- エリア
- 江東区
- 竣工
- 2009年
- 階数
- 地上48階/地下1階
- 高さ
- 166m
- 開発
- 住友不動産
- 設計
- 日建設計
豊洲に並び立つ二本の塔
東京都江東区豊洲三丁目。有楽町線とゆりかもめの双方が発着する豊洲駅から徒歩数分の場所に、S棟(サウス)とN棟(ノース)の2棟が向き合うように立ち上がっている。シティタワーズ豊洲 ザ・ツインだ。住友不動産が開発し、日建設計が設計、鹿島建設が施工を担ったこのツインタワーは、地上48階・地下1階建て、高さ約166メートル。S棟は2009年3月、N棟は同年6月に竣工し、2棟を合わせた総戸数は1,063戸に達する大規模な住宅プロジェクトである。
有楽町線の駅に近い角地に、ほぼ同じスペックの2棟が並ぶ姿は、湾岸タワーマンション群のシルエットのなかでもひときわ特徴的だ。単体のタワーとは異なる「双子」の景観的な強度——二つの塔が時刻によって光と影を互いに分かち合いながら表情を変える——は、ここに来た者だけが体感できる豊洲三丁目の固有の風景である。埋め立て地に工場が点在していた時代から見れば、地上48階という2本の柱が空を切り取る光景は、街の尺度を根本から塗り替えるものだった。
工業地から居住地へ——埋立地の転換
豊洲三丁目がかつてどのような場所だったかを振り返ると、ザ・ツインの意味はより立体的に見えてくる。工場や倉庫が水平方向に広がっていた東京湾の埋立地は、2000年代を通じて大規模な住宅開発の舞台へと転換した。シティタワーズ豊洲は、ザ・ツイン(S棟・N棟)と、さらに北側に位置するザ・シンボルと呼ばれる第3棟を加えた複合住宅群として計画されており、これら3棟が一体となって豊洲三丁目の居住地としての骨格を形成している。
施工にはHiRC工法(高強度コンクリートと鉄骨を組み合わせた混合構造)が採用された。地上48階という高さを合理的に支えるこの工法は、同時代の超高層住宅が共有した構造技術の一つだ。有楽町線という都心直結の交通インフラが足元を走り、湾岸の開けた眺望と高い都心アクセスを両立させるこの立地は、豊洲が首都圏の居住地として本格的に認知されていく過程を象徴している。
同じ豊洲三丁目を見渡せば、ザ・トヨスタワーやパークシティ豊洲タワーAなど、ほぼ同時代に竣工した高層住宅が連なる。その中でS棟とN棟が生み出す「二本一対」の景観は、湾岸の空を独特の方法で切り取っている。タワーが一本だけ立つ街と、二本が並ぶ街とでは、眺めの質がまったく異なる。その違いを体感したいなら、豊洲駅を出て南に目を向けるだけでいい。
まとめ
シティタワーズ豊洲 ザ・ツインは2009年竣工、地上48階・地下1階、高さ約166メートルのツインタワーマンション(S棟・N棟、合計1,063戸)。住友不動産の開発、日建設計の設計による本作は、工場の街から居住地へと変容した豊洲三丁目の歴史を体現する二本の柱として、湾岸のスカイラインに屹立している。豊洲駅を出て南側に目を向ければ、2棟が空を等分するように立つ姿が目に飛び込んでくる。ぜひ近づいて、その高さを足元から仰ぎ見てほしい。
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参考・出典
- モダンスタンダード(高さ166m記載)https://www.m-standard.co.jp/buildings/880/
- SUUMO シティタワーズ豊洲ザ・ツイン https://suumo.jp/library/tf_13/sc_13108/to_1000696375/
- 一部情報(blue-style.com等)では高さ171.2mとの記載あり差異あり