アークヒルズ仙石山森タワー
2012年8月竣工、地上48階・高さ約206.7メートルの超高層複合ビル。大規模な緑地を足元に配しながらオフィスと住宅を垂直に重ね、森ビルが1986年から形成してきたアークヒルズ街区に新たな章を加えた存在。
- 用途
- オフィスビル
- エリア
- 港区
- 竣工
- 2012年
- 階数
- 地上48階/地下4階
- 高さ
- 206.7m
- 延床面積
- 約143,426㎡
- 開発
- 森ビル
- 設計
- 森ビル株式会社一級建築士事務所
緑の谷を抱く、アークヒルズ第二章のランドマーク
2012年8月、東京都港区六本木一丁目に地上48階・地下4階の超高層複合ビル「アークヒルズ仙石山森タワー」が竣工した。高さは約206.7メートル、延床面積は約143,426平方メートルにのぼる。設計は森ビル株式会社一級建築士事務所が担い、地下2階から地上2階に商業施設、3階から24階に住宅、25階から47階にオフィスが積み重なった複合棟として誕生した。
このビルがほかの都心超高層と大きく異なるのは、建物の足元と周辺に広がる大規模な緑地だ。仙石山の地形的な起伏を生かした庭園が整備されており、六本木一丁目駅の出口を出れば、高低差のある植栽の中を歩きながら棟へとたどり着くことができる。季節ごとに表情を変える緑のアプローチは、都心の超高層ビルとしては異例の穏やかな体験を与えてくれる。
アークヒルズ街区の拡張と、再開発の継承
アークヒルズは1986年竣工のアーク森ビルを起点に、森ビルが港区赤坂・六本木一帯に形成してきた複合街区だ。サントリーホールを擁するその街区に2012年、仙石山森タワーが加わることになった。虎ノ門・六本木地区第一種市街地再開発事業として実施されたこのプロジェクトは、老朽化した低層市街地を更新し、緑地と住宅とオフィスが混在する新たなレイヤーを丘に加えた。
六本木一丁目駅は地下で直結しており、雨天でも傘なしでタワーへと移動できる。神谷町・虎ノ門から麻布台へと連なる港区西部の開発軸に位置するアークヒルズは、近年著しく変化するこの一帯においても、緑を軸にした街区構成が際立ち続けている。2012年の仙石山森タワー竣工は、1986年の開業から26年を経た街区に新たな密度と緑を加えた拡張の試みでもあった。
まとめ
アークヒルズ仙石山森タワーは2012年8月に竣工した地上48階・高さ約206.7メートルの超高層複合ビルだ。森ビルが形成してきたアークヒルズ街区の拡張として生まれ、オフィス・住宅・商業施設を一棟に収めながら、大規模な緑地を足元に確保した点に際立った個性がある。六本木一丁目駅から庭園のアプローチを歩いてタワーへと向かうルートは、超高層建築への到達とは思えない静かな時間を与えてくれる。
関連記事:アーク森ビル(アークヒルズ) / 東京ワールドゲート(神谷町トラストタワー)
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参考・出典
- 東京都環境局「アークヒルズ仙石山森タワー建物諸元(2017年11月現在)」港区六本木一丁目9番10号・地上48階地下4階・完成2012年8月・延床143,426㎡
- 森ビル株式会社「アークヒルズ 仙石山森タワー」プロジェクト紹介(最高部高さ206.69m・設計:森ビル株式会社一級建築士事務所)
- 東京都環境局「生物多様性地域戦略区域登録(2023年4月)」登録者:森ビル株式会社ほか・敷地面積15,881㎡