オフィスビル

国立競技場

隈研吾設計チームが手がけた2020年東京オリンピックのメインスタジアム。全国47都道府県の木材をまとった軒庇が「杜のスタジアム」のコンセプトを体現する。

国立競技場
写真: Akonnchiroll / CC BY 4.0 (Wikimedia Commons)
用途
オフィスビル
エリア
新宿区
竣工
2019年
階数
地上5階/地下2階
高さ
47m
延床面積
約192,050㎡
開発
独立行政法人日本スポーツ振興センター
設計
大成建設・梓設計・隈研吾建築都市設計事務所共同企業体

霞ヶ丘に立つ「杜のスタジアム」

東京都新宿区霞ヶ丘町。明治神宮外苑の緑に隣接するこの一角に、2019年11月に竣工した国立競技場がある。設計は大成建設・梓設計・隈研吾建築都市設計事務所の共同企業体が担い、延床面積は約192,050平方メートル、高さ約47メートル、地上5階・地下2階の大規模施設として完成した。

外観をひと目見て気づくのは、建物をぐるりと巡る深い軒庇の存在である。この庇には全国47都道府県から集められた木材が用いられており、鉄骨・鉄筋コンクリートを骨格としながらも日本の自然素材を巧みに取り込んでいる。設計チームが「杜のスタジアム」と呼んだコンセプトは、光を和らげ風を通す木の格子によって体感できる。スタジアムでありながら、人工物の硬さを感じさせない佇まいが特徴的だ。

旧競技場の記憶を継いで

この場所には、1958年に竣工した国立霞ヶ丘競技場(旧国立競技場)が長年存在し、1964年の東京オリンピックでも陸上競技の舞台となった。2020年大会に向けた整備計画のなかで解体され、同じ地に現在の競技場が生まれた。

収容人数は約68,000席。2021年に開催された東京2020オリンピックでは開会式・閉会式、および陸上競技の会場として世界に披露された。大会後はJリーグや国際陸上競技大会のほか、大型コンサートの会場としても活用されており、スポーツと文化の双方で都市の中心に位置づけられている。なお2026年以降は命名権の取得により「MUFGスタジアム」の呼称も使われているが、建物の正式名称は国立競技場のままだ。

まとめ

国立競技場は2019年竣工、地上5階・地下2階、高さ約47メートル、延床面積約192,050平方メートルの国際規模スタジアムである。47都道府県の木材を纏った軒庇が、東京の新しいランドマークとして独自の存在感を放っている。明治神宮外苑の木立に囲まれた霞ヶ丘の一帯は、試合や大型イベントがない日の散策にも適した場所だ。

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参考・出典

  • 日本建築家協会建築年鑑2022 https://jia-award.jia.or.jp/kenchikusen/2022/best-architecture/1057/
  • 大成建設 国立競技場ヒストリー https://www.taisei.co.jp/kokuritsu/history.html
  • nippon.com 国立競技場お披露目 https://www.nippon.com/ja/japan-topics/g00795/

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