オフィスビル

名古屋JRセントラルタワーズ

1999年竣工、名古屋駅直上のツインタワー複合施設。オフィス棟は地上51階・高さ245.1m、ホテル棟は地上53階・高さ226.0m。KPFが設計監修し、大成建設らが施工。日本初の駅超高層として名駅エリアの高層化を牽引した。

名古屋JRセントラルタワーズ
写真: JKT-c / CC BY 3.0 (Wikimedia Commons)
用途
オフィスビル
エリア
名古屋市中村区
竣工
1999年
階数
地上53階/地下4階
高さ
245.1m
開発
東海旅客鉄道(JR東海)
設計
コーン・ペダーセン・フォックス(KPF)、大成建設・坂倉建築研究所・JR東海 設計共同体

名古屋駅の真上に立つ双塔

愛知県名古屋市中村区名駅一丁目。JR名古屋駅の改札を出た瞬間、見上げる空に2本の巨大な塔がそびえている。名古屋JRセントラルタワーズは1999年12月20日に竣工した日本初の「駅超高層」だ。オフィス棟は地上51階・地下4階・高さ245.1メートル、ホテル棟は地上53階・地下4階・高さ226.0メートル。JR東海が事業主となり、ニューヨークを本拠とするコーン・ペダーセン・フォックス(KPF)をデザインコンサルタントに迎え、大成建設・坂倉建築研究所・JR東海の設計共同体が実施設計を担当した。施工には大成建設を筆頭とした11社のジョイントベンチャーが当たり、1994年8月の着工から約5年半をかけて完成した。

ホテル棟の上層部には名古屋マリオットアソシアホテルが入居し、オフィス棟にはJRグループ各社と国内外の企業が事務所を構える。駅コンコースに直結する低層部の商業ゾーンは、隣接するJRゲートタワーとも連続して広大なショッピングエリアを形成している。

名駅スカイラインの起点として

セントラルタワーズが竣工する以前、名古屋駅周辺に突出した超高層建築はなかった。新幹線が走る駅の真上に2本の超高層を実現するには、振動対策と莫大な荷重を分散する高度な構造技術が求められた。この試みが成功したことは、日本における駅超高層建築の先例となり、以後の「駅上タワー」の設計に大きな知見をもたらした。竣工以降、名古屋駅東口にはミッドランドスクエア(2006年・高さ247m)やJRゲートタワー(2017年竣工)が相次いで建ち並び、中部地方有数の高層街区が形成された。セントラルタワーズはそのすべての起点となった建物だ。

まとめ

名古屋JRセントラルタワーズは1999年竣工。オフィス棟245.1メートル・地上51階とホテル棟226.0メートル・地上53階が名古屋駅に直結する、日本初の駅超高層複合施設だ。KPFと日本の設計陣が協業した2本の塔は、名駅スカイラインの原点として現在も街のランドマークとして親しまれている。名古屋を訪れた際は、改札を出てすぐ上を見上げてほしい。

関連記事:ミッドランドスクエア(2006年・高さ247m)/JRゲートタワー(2017年竣工)/名古屋ルーセントタワー(2007年竣工)

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参考・出典

  • Wikipedia「JRセントラルタワーズ」(竣工1999年12月20日・オフィス棟245.1m地上51F地下4F・ホテル棟226.0m地上53F地下4F・KPF+大成建設・坂倉建築研究所・JR東海 設計共同体・施工:大成建設ほか11社JV・所在地:名古屋市中村区名駅1-1-4)

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