大阪マルビル
1976年竣工、日本初の円筒形超高層ビル。大阪市北区梅田に建ち、地上30階・高さ123.92m。フジタ工業が設計施工し、大阪の超高層建築の先駆けとなった。2024年に地上部分の解体が完了し、高さ約192mの新ビルが2030年開業予定。

- 用途
- オフィスビル
- エリア
- 大阪市北区
- 竣工
- 1976年
- 階数
- 地上30階/地下2階
- 高さ
- 123.92m
- 設計
- フジタ工業
梅田を象徴した円柱の塔
大阪市北区梅田一丁目。大阪駅や梅田の地下街から歩いてすぐの場所に、かつて丸い断面を持つ独特の超高層ビルが立っていた。大阪マルビル——1976年3月に竣工した日本初の円筒形超高層ビルだ。地上30階・地下2階・高さ123.92メートル。設計と施工はいずれもフジタ工業が担い、大阪府における超高層建築の先駆けとして梅田の空に姿を現した。
このビルの最大の特徴は、名前が示すとおりの丸い外形だ。当時の一般的な矩形の超高層とは一線を画す円筒形のフォルムは、梅田を訪れる人々に広く知られた視覚的なアイコンとなった。屋上の回転する大型電光掲示板も名物となり、大阪の繁華街における「にぎわいのシンボル」として長年親しまれてきた。ホテルを中心とした複合利用で、1976年4月16日に開業した大阪第一ホテルがテナントの核を担った。
解体を経て、新しいマルビルへ
2023年3月31日、開業以来の中核テナントだった大阪第一ホテルが閉館した。同年6月から解体工事が始まり、2024年9月には地上部分の解体が完了した。跡地では大和ハウス工業が主導する建替プロジェクトが動いており、地上40階・地下4階・高さ約192メートルの複合ビルが2030年の開業を目指して計画されている。設計は日建設計とフジタ設計の共同体が担う。円筒形のシルエットと屋上の回転電光掲示板という2つのアイコンは、新ビルにも引き継がれる方向で検討されているとされる。
まとめ
大阪マルビルは1976年竣工、地上30階・高さ123.92メートルの日本初の円筒形超高層ビルだ。梅田のランドマークとして半世紀近く大阪の街を見守ったが、2024年に解体が完了した。2030年の開業を目指して建替工事が進む予定地に立てば、大阪の都市更新の速さを肌で感じることができる。
関連記事:グランフロント大阪(2013年竣工)/梅田スカイビル(1993年竣工)/中之島フェスティバルタワー(2012年竣工)
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参考・出典
- Wikipedia「大阪マルビル」(竣工1976年3月・地上30階地下2階・高さ123.92m・設計施工:フジタ工業・所在地:大阪市北区梅田1-9-20)
- 大和ハウス工業プレスリリース(2024年11月):地上40階地下4階・最高高さ約192m・2030年開業予定・設計:日建設計・フジタ設計共同体)
- Impress Watch・mynavi報道(2024年9月解体地上部分完了確認)