オフィスビル

名古屋テレビ塔

愛知県名古屋市中区栄の久屋大通公園内に立つ高さ180mの電波塔。1954年竣工で日本初のテレビ放送用電波塔として誕生し、設計は「塔博士」と称された構造家・内藤多仲が担当した。2021年より「中部電力MIRAI TOWER」の愛称で親しまれている。

名古屋テレビ塔
写真: Brücke-Osteuropa / CC0 (Wikimedia Commons)
用途
オフィスビル
エリア
名古屋市中区
竣工
1954年
高さ
180m
設計
内藤多仲

日本初のテレビ電波塔、栄の空へ

愛知県名古屋市中区栄一丁目。名古屋の中心部を南北に貫く久屋大通公園の一角に、高さ180mの鋼管トラス構造のタワーが立っている。名古屋テレビ塔――現在の愛称は「中部電力MIRAI TOWER」――は、1954年6月に竣工した日本初のテレビ放送用電波塔だ。設計を手がけたのは、東京タワーや通天閣など数多くの電波塔・展望塔を設計した構造家・内藤多仲である。

竣工当時、名古屋市内でテレビ放送を行うための電波を発信する施設として建設されたこのタワーは、高さ180mという圧倒的なスケールで街のシンボルとなった。鋼管を組み上げたトラス構造の塔身は軽やかさを感じさせながらも、どこか機能美に満ちた佇まいを持つ。内藤多仲は「塔博士」と称されるほど電波塔・展望塔の設計に精通しており、名古屋テレビ塔はその代表作のひとつとして知られている。

電波塔から観光・文化の拠点へ

時代の流れとともに、テレビ放送の電波送信機能はより高出力の施設へと移行した。それとともにこのタワーは観光・文化施設としての役割を強めていった。中層部には展望台が設けられ、名古屋の街並みや伊勢湾方面の眺望を楽しめる。2021年には「中部電力MIRAI TOWER」の愛称が付けられ、老朽化に伴う改修が実施され、新たな機能が加えられた。

久屋大通公園は2020年にリニューアルされ、カフェや商業施設が集まる緑豊かな都市公園として生まれ変わった。タワーを囲むように整備された広場は市民の憩いの場となっており、夜になるとライトアップされたタワーが公園を明るく照らす。名古屋の街歩きのなかで、栄に立ち寄った際にはこの70年以上の歴史を持つタワーを見上げてみてほしい。

まとめ

名古屋テレビ塔は1954年竣工・高さ180mの電波塔で、日本で最初に完成したテレビ放送用電波塔として名古屋・栄の街のシンボルであり続けている。「塔博士」内藤多仲の設計による鋼管トラス構造の塔身は、機能美と独特の存在感を兼ね備える。現在は「中部電力MIRAI TOWER」として展望台と公園を結ぶ観光拠点に生まれ変わり、久屋大通公園の景観の中心を担っている。

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参考・出典

  • 名古屋テレビ塔 - Wikipedia(竣工1954年・高さ180m・内藤多仲設計・日本初のテレビ放送用電波塔)
  • 中部電力MIRAI TOWER 公式サイト

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