オフィスビル

中部電力MIRAIタワー

1954年に完成した日本最古の集約電波塔。高さ180mの鉄骨造で、名古屋・久屋大通公園に立つ。2022年に重要文化財に指定され、中部電力がネーミングライツを取得した現名称で親しまれる。

中部電力MIRAIタワー
写真: LMP_2001 / CC BY-SA 4.0 (Wikimedia Commons)
用途
オフィスビル
エリア
名古屋市中区
竣工
1954年
高さ
180m
開発
名古屋テレビ塔株式会社
設計
内藤多仲・日建設計

日本最古の集約電波塔

愛知県名古屋市中区錦——久屋大通公園の中心に、高さ180メートルの鉄骨造の塔が立つ。中部電力MIRAIタワー、かつて名古屋テレビ塔と呼ばれたこの構造物は、1954年6月に竣工した日本最古の集約電波塔である。鉄骨造の展望塔としては、当時アジアでも有数の規模を誇った。

設計を担ったのは内藤多仲と日建設計だ。内藤はのちに東京タワーなど日本各地の名塔を手がけた構造技術者であり、名古屋テレビ塔はその集大成ともいえる初期作品のひとつにあたる。建設当時の技術と意欲が凝縮された3300トンの鉄骨は、70年以上を経た現在も名古屋の空に向かって伸び続けている。

街のシンボルと文化財の未来

2021年5月には中部電力がネーミングライツを取得し、現在の「中部電力MIRAIタワー」という名称に改められた。さらに2022年12月には国の重要文化財に指定され、近代の電波塔としては例を見ない評価を受けた。地上100メートルのスカイバルコニー(屋外展望台)と地上90メートルのスカイデッキ(屋内展望台)からは、名古屋市街のパノラマを一望できる。

塔の足元には2020年に整備されたRAYARD Hisaya-odori Parkが広がる。かつての地下街中心の公園が、緑と商業施設が融合したオープンエアの空間へと生まれ変わり、タワーを中心とした久屋大通の街並みは新たな魅力を帯びている。ミッドランドスクエアなど名古屋を代表する超高層の風景と並んで、このタワーは街の記憶と未来をつなぐ存在となっている。

まとめ

中部電力MIRAIタワーは1954年竣工、高さ180メートルの鉄骨造展望塔である。内藤多仲が手がけた日本最古の集約電波塔として、2022年には重要文化財にも指定された。名古屋・久屋大通を歩くならば、整備されたオープンパークから見上げるこの塔の姿と、展望台からの名古屋の眺めをぜひ体験してほしい。

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参考・出典

  • 名古屋テレビ塔 - Wikipedia(竣工1954年6月・高さ180.0m・重要文化財2022年指定)
  • 中部電力MIRAIタワー公式サイト

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