表参道ヒルズ
2006年に表参道に開業した森ビルの複合施設。安藤忠雄が設計し、欅並木の景観を守るために地上3階・地下3階という低層設計を採用した。

- 用途
- オフィスビル
- エリア
- 渋谷区
- 竣工
- 2006年
- 階数
- 地上3階/地下3階
- 延床面積
- 約34,061㎡
- 開発
- 森ビル
- 設計
- 安藤忠雄建築研究所
欅並木に寄り添う低層の複合施設
東京都渋谷区神宮前。欅の並木が連なる表参道沿いに、2006年2月に開業した複合施設がある。表参道ヒルズ——森ビルが主導した神宮前四丁目地区の市街地再開発事業によって生まれたこの建物は、世界的建築家の安藤忠雄が設計を担当した。地上3階・地下3階、延床面積は約3万4000平方メートルという、周囲の超高層とは対照的な低層構成をとっている。
建物が立つ神宮前四丁目の敷地には、戦前から続く集合住宅が長年存在した。再開発にあたり、安藤は表参道の欅並木と調和する高さを維持することを設計の核心に据えた。並木の樹高に合わせて建物の最高部を抑え、ケヤキの緑が視界を遮らないようにした街路景観への配慮が、この複合施設の外観を決定づけている。
らせん動線と光の建築
建物内部に踏み込むと、3層の地下から地上3階まで、らせん状のスロープが連続する空間構成に引き込まれる。緩やかな勾配のスロープは表参道の坂道の傾斜を内部に再現したともいわれ、来館者が歩きながら自然に各フロアを巡れるよう工夫されている。安藤が多くの作品で用いる打ち放しコンクリートは、商業施設という用途の中でも存在感を放つ。
延床面積約3万4000平方メートルの内部には、複数の商業テナントとともに住戸も設けられており、単なるショッピング施設にとどまらない複合的な性格を持つ。夜になれば間接照明がコンクリートの壁を照らし、昼とは異なる表情を見せる。
まとめ
表参道ヒルズは2006年竣工、地上3階・地下3階、延床面積約3万4000平方メートルの複合施設である。安藤忠雄が設計し、表参道の欅並木を守るために低層設計を選んだこの建物は、街路景観への敬意と都市的な賑わいを両立させている。表参道を歩くならば、ガラスと打ち放しコンクリートが織りなす空間をぜひ体感してほしい。
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参考・出典
- 表参道ヒルズ - Wikipedia(竣工2006年1月17日・開業2006年2月11日、延床34,061.72m²)
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