マンション

パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワー

2008年8月竣工、地上47階・高さ162.8メートル。武蔵小杉駅に直結する大規模タワーマンションで、三井不動産・新日石不動産が開発し、光井純が外観設計を手がけた。2019年の台風19号による浸水被害後、都市住宅と河川リスクの関係を問い直す建物として注目される。

用途
マンション
エリア
川崎市中原区
竣工
2008年
階数
地上47階/地下3階
高さ
162.8m
開発
三井不動産・新日石不動産
設計
光井純

武蔵小杉駅直結の47階棟

神奈川県川崎市中原区新丸子東三丁目。武蔵小杉駅から直結するペデストリアンデッキを渡った先に、「パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワー」は立っている。2008年8月竣工、地上47階・地下3階、高さ162.8メートル。三井不動産と新日石不動産が共同で開発し、外観設計には建築家・光井純が携わった大規模住宅棟だ。

ステーションフォレストという名が示すように、武蔵小杉駅に直結した利便性と緑を意識したランドスケープ設計が特徴で、駅前の公開空地には緑が配置されている。小杉駅南部地区再開発事業の一環として計画され、かつて工場や産業施設が占めていた用地が住宅・商業の複合街区へと姿を変えるプロセスの中核に位置した。

2019年の浸水とタワーマンションの脆弱性

武蔵小杉エリアが全国的に注目を集めたのは、2019年10月の台風19号(令和元年東日本台風)だった。多摩川が氾濫危険水位に迫り、周辺一帯に浸水被害が発生した。機械式駐車場や電気設備が地下に集中するタワーマンションは、浸水に対して特有の脆弱性を持ちうることが、この出来事を通じて社会的に認識された。

この経験は、利便性とランドスケープだけで語られてきた駅前タワーマンションのあり方に、河川・地形・ハザードマップという視点を加えるきっかけとなった。もとよりステーションフォレストタワーは多摩川の本流からある程度の距離に位置するが、武蔵小杉全体が「水害リスクと都市の交差点」として問い直される文脈の中に置かれた一棟として、以降の都市住宅論で引き合いに出されることが増えた。

まとめ

パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワーは、2008年8月竣工・地上47階・高さ162.8メートルの大規模住宅棟だ。三井不動産・新日石不動産による開発のもと、光井純が外観を手がけ、武蔵小杉駅直結という立地で川崎中原の居住地図を塗り替えた。

駅デッキから見上げる47階の塔と、足元に広がる緑。そして2019年以降に加わった「河川と都市の距離」という問いを携えて、武蔵小杉を歩いてみると、タワーマンション時代の光と影が同時に見えてくる。

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参考・出典

  • Wikipedia「パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワー」(竣工2008年8月・47階・162.8m・川崎市中原区新丸子東三丁目・設計:光井純)

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