オフィスビル

新宿フロントタワー

2011年竣工、地上35階・高さ約166mの新宿フロントタワーは、東京都施行による北新宿二丁目地区の市街地再開発で生まれたオフィスビル。隣接する分譲マンション棟と合わせて「新宿フロントスクエア」を構成する。

新宿フロントタワー
写真: Mountainlife / CC BY-SA 3.0 (Wikimedia Commons)
用途
オフィスビル
エリア
新宿区
竣工
2011年
階数
地上35階/地下2階
高さ
166m
延床面積
約93,996㎡
開発
東京都施行(北新宿二丁目地区市街地再開発)
設計
三菱地所設計

北新宿の大路に現れた新しい縦線

JR新宿駅の東口・西口を問わず、新宿は南北に走る大通りを軸に街が広がっている。北に向かえば、大ガードをくぐり職安通りを経て早稲田通りへ——という一帯が「北新宿」だ。この地に2011年、35階建て・高さ約166メートルのオフィスタワー「新宿フロントタワー」が竣工した。三菱地所設計が手がけた整然とした直方体の塔は、長く低層市街地が続いていた北新宿の街並みに明確な縦のアクセントを与えた。

東京都が施行した北新宿二丁目地区市街地再開発事業の核となるこのタワーは、隣接する20階建て分譲マンション棟「ザ・パークハウス新宿タワー」(2012年竣工)とともに「新宿フロントスクエア」という複合街区を構成している。オフィスと分譲マンションを同一敷地に並べる構成は、都施行再開発が職住近接を意識した開発誘導の型を踏んでいる。

都施行再開発が描いた北新宿の未来

旧来の北新宿は、昭和の小規模建物が密集する下町的な街区だった。火災リスクや老朽建築の更新が課題となる中、東京都が施行者として乗り出したのがこの再開発である。地権者を一棟の建物に集約し、余剰容積を売却することで事業を成立させる都市再開発の定石が、ここでも機能した。

延床面積は約94,000平方メートル。大手企業のオフィスが入居し、大通りに面した足元には商業施設が並ぶ。西新宿の超高層街区とは歩いて10分程度の距離にあり、都心業務エリアの「面」が北側へじわじわと広がっていく流れを、この建物は体現している。

まとめ

新宿フロントタワーは2011年竣工、地上35階・高さ約166メートル。東京都施行の市街地再開発によって北新宿に誕生したオフィスビルで、分譲マンション棟と合わせた「新宿フロントスクエア」として、かつての低層密集市街地を一新した。新宿の超高層群から少し北へ歩けば、都市再開発の刻み方がまた別の顔を見せてくれる。

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参考・出典

  • 新宿フロントスクエア - Wikipedia(新宿フロントタワー: 地上35階・地下2階・高さ166.5m・竣工2011年)
  • bb-building.net 建物データ(北新宿2-21-1・三菱地所設計)

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