サンシャインシティ ワールドインポートマートビル
1978年竣工、東京都豊島区東池袋のサンシャインシティを構成する娯楽・展示棟。延床面積93,356㎡。屋上に水族館とプラネタリウムを、2階に屋内テーマパークを擁し、半世紀近く池袋東口の賑わいを支える。巣鴨プリズン跡地に立つという、重い歴史を背負った街区の一棟でもある。
- 用途
- オフィスビル
- エリア
- 豊島区
- 竣工
- 1978年
- 延床面積
- 約93,356㎡
- 開発
- 新都市開発センター(現・株式会社サンシャインシティ)
- 設計
- 三菱地所設計
巨大複合街区の「娯楽・展示棟」
東京都豊島区東池袋三丁目。池袋駅から東へ歩くと、サンシャイン60の銀色の塔が視界を支配し始める。その足元に広がるサンシャインシティという複合街区の一棟が、ワールドインポートマートビルだ。1978年のグランドオープンと同時に開業したこの建物は、超高層のサンシャイン60、サンシャインシティプリンスホテル、文化会館ビル、専門店街アルパとともに、約18ヘクタールにおよぶ街区を構成する。延床面積は93,356平方メートルに達する。
このビルの役割は、娯楽と展示の核を担うことだ。屋上には「サンシャイン水族館」と「プラネタリウム満天」が設けられ、空に向かって開かれた形で来館者を迎える。2階には屋内型テーマパーク「ナンジャタウン」が広がり、中層階の展示ホールはかつてから大規模な見本市にも使われてきた。設計は三菱地所設計、施工は大成建設、開発主体は新都市開発センター(現・株式会社サンシャインシティ)だ。商業・文化・娯楽・展示という複数の機能を一棟に詰め込んだこの建物は、高度成長期の「複合都市」思想を体現している。
サンシャインシティを訪れる際は、池袋駅東口から徒歩数分圏内にビジネスホテルからシティホテルまで多様な宿泊先がある。楽天トラベルで池袋のホテルを探す。
巣鴨プリズン跡地から生まれた東池袋
このビルが立つ土地は、重い歴史を持つ。かつてここには東京拘置所があり、第二次世界大戦後はGHQに接収されて「巣鴨プリズン」として使われた。東条英機をはじめとするA級戦犯7名の死刑が執行された場所としても知られる。1971年に拘置所が葛飾区小菅へ移転すると、広大な跡地の活用計画が動き出した。
新都市開発センターは1966年に設立され、池袋東口に副都心を丸ごとつくる構想を掲げた。1973年に着工し、オイルショックによる建設費の高騰をくぐりながら、1978年に複合施設全体が開業した。かつての処刑場周辺は豊島区立東池袋中央公園として整備され、「永久平和を願って」の慰霊碑が建つ。戦争の傷跡の上に水族館と遊園地が重なる東池袋の姿は、日本の戦後都市開発がいかに歴史と向き合ってきたか——あるいは向き合わなかったか——を問いかける。開業から半世紀近くが過ぎたいまも、施設は更新を続けながら来場者を集め続けている。
まとめ
サンシャインシティ ワールドインポートマートビルは1978年竣工、延床面積93,356平方メートルを誇るサンシャインシティの娯楽・展示核だ。設計は三菱地所設計、施工は大成建設、新都市開発センター(現・株式会社サンシャインシティ)が開発した。屋上の水族館・プラネタリウム、2階のテーマパーク、中層の展示ホールという構成は、単一の建物にこれだけの機能が同居することへの驚きをいまも与え続ける。池袋東口から歩いてサンシャイン60を見上げたとき、その足元に広がるこの街区の歴史の重みを知っておくと、建物の見え方が少し変わる。
関連記事:サンシャイン60
池袋エリアのホテルをお探しなら楽天トラベルで池袋のホテルを探す。
関連リンク
PR※ 以下のリンクには広告(アフィリエイト)が含まれます。リンク先での購入・予約により当サイトが収益を得る場合があります。
参考・出典
- サンシャインシティ - Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%86%E3%82%A3):1978年10月5日グランドオープン、地下5階
- 建物記録 サンシャインシティ ワールドインポートマートビル(http://www.tatemonokiroku.com/2016/02/blog-post_28.html):延床面積93,356㎡、設計:三菱地所設計、施工:大成建設
- サンシャインシティ公式(https://co.sunshinecity.co.jp/about/outline.html):デベロッパー:新都市開発センター(現・株式会社サンシャインシティ)
- 地上階数は9階・11階と資料により差異あり。本文では具体的階数の明記を避けた