オフィスビル

東急プラザ銀座

2016年竣工、銀座数寄屋橋交差点のランドマーク商業施設。江戸切子をモチーフにした連続する菱形ガラスのファサードが、夜間は輝く宝石箱のように街を照らす。

東急プラザ銀座
写真: 江戸村のとくぞう / CC BY-SA 4.0 (Wikimedia Commons)
用途
オフィスビル
エリア
中央区
竣工
2016年
階数
地上11階/地下5階
高さ
66m
設計
日建設計

数寄屋橋に現れた江戸切子の建築

東京メトロ銀座駅に直結する銀座五丁目2番1号。2016年3月に竣工した東急プラザ銀座は、地下5階・地上11階建て、高さ66mの商業複合施設だ。設計は日建設計が担い、銀座・数寄屋橋交差点に新たなランドマークを生み出した。

建物の外壁を覆うのは、江戸時代から続く東京の伝統工芸「江戸切子」のカット文様を抽象化した、連続する菱形のガラスパネルだ。ガラス面の角度が均一ではなく微妙に異なるため、時刻や光の向きによって見え方が変化する。昼は銀座の街と空を映し込み、夜はLEDの光を受けて宝石箱のように輝く。この意匠は「伝統工芸の現代的再解釈」として国内外の建築関係者から注目を集めた。

銀座の「玄関口」を刷新した再開発

かつてこの地には東京電力の変電所跡地の建物が存在した。数寄屋橋交差点は、有楽町駅と銀座駅の中間に位置し、日比谷・丸の内・銀座三つの地区が交わる結節点でもある。東急プラザ銀座は、地下鉄との接続と人の流れを整理しながら、銀座の入口にふさわしい施設として計画された。

店舗フロアは地下2階から地上11階まで広がり、屋上には「キラリト銀座」として緑のテラス空間が設けられている。東京メトロ銀座駅のコンコースとB3階でつながっており、雨天でも駅からシームレスに入館できる。銀座らしいブランドとグルメが集まる一方で、海外からの観光客も多く、外向きの開放性を意識した設計が随所に感じられる。

まとめ

2016年竣工、地上11階・高さ66mの東急プラザ銀座は、江戸切子文様のガラスファサードによって銀座数寄屋橋交差点に独自の存在感を確立した商業施設だ。日建設計の手による意匠は、伝統と現代技術の融合として銀座の街並みに新たな層を加えている。数寄屋橋交差点に立ってファサードを眺めると、東京の都市美学が凝縮された一面を発見できるだろう。近くには日本橋三井タワーなど歴史と現代建築が混在するエリアも広がっている。

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参考・出典

  • 日建設計 プロジェクト紹介(東急プラザ銀座)
  • 東急不動産 公式情報

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