オフィスビル

有楽町マリオン

1984年竣工の複合商業ビル。朝日新聞東京本社の旧敷地に建ち、有楽町と銀座の境界に立つ待ち合わせの定番スポットとして長く東京の日常風景の一部になってきた。

有楽町マリオン
写真: Kakidai / CC BY-SA 4.0 (Wikimedia Commons)
用途
オフィスビル
エリア
千代田区
竣工
1984年

銀座と日比谷の境界に立つ複合施設

有楽町駅の改札を出て銀座方向に歩くと、すぐ目に入るのが有楽町マリオンだ。東京都千代田区有楽町2-5-1、1984年に竣工したこの複合施設は、「有楽町センタービル」という正式名称を持ちながら、「マリオン」という愛称で広く親しまれてきた。銀座口と日比谷口をつなぐ有楽町駅の改札近くに位置し、映画館・百貨店・商業テナントを擁する巨大な複合建物として、開業以来この場所のランドマークであり続けている。朝日新聞の東京本社が旧来この地に置かれていたが、その移転後の跡地を活用する再開発プロジェクトとして建設された。建物外観はロゴや時計塔が目印で、待ち合わせ場所「マリオン」として東京の若い世代の記憶にも刻まれた場所だ。

百貨店の盛衰を映す建物の歴史

開業時には西武百貨店(後の西武有楽町店)と阪急百貨店(後の有楽町阪急)という2つの百貨店が核テナントとして入居し、東銀座・銀座・日比谷という三方から集まる人の流れを受け止めた。しかし、ファッション消費の変化や大型ショッピングモールとの競合を経て、2010年に西武有楽町店が閉店。翌2011年にはファッションビルのルミネが同スペースに出店し「ルミネ有楽町」として新たな章を開いた。阪急側も改装を経て「阪急MEN’S TOKYO」として続き、現在も建物はにぎわいを保っている。建物自体は1984年の竣工から変わらず立ち続けながら、テナントの入れ替わりを通じて「銀座・有楽町らしい」商業のかたちを更新してきた。

まとめ

有楽町マリオンは1984年竣工、千代田区有楽町2-5-1に立つ複合商業ビルだ。朝日新聞東京本社の旧敷地に建ち、百貨店を核テナントとして銀座・日比谷エリアの商業の中心に位置してきた。テナント変化を経ながらも「マリオン前」という待ち合わせの文化を育んできたこの場所は、建物の形を超えた「街の記憶」として有楽町に根を張っている。銀座散歩の起点に、ぜひこの建物の前から歩き始めてみてほしい。

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参考・出典

  • j-cast.com「西武有楽町店閉鎖」2010年(有楽町マリオンは朝日新聞東京本社の旧敷地・1984年開業)
  • コロンビア大学日本建築資料(有楽町センタービル 千代田区有楽町2-5-1・Date 1984)

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