オフィスビル

中之島ダイビル

2009年3月竣工、大阪・中之島西部を代表する地上35階・高さ160mの超高層オフィスビル。旧ダイビルの歴史的意匠をオマージュした低層部デザインと、日建設計が手がけた現代的高層棟の対話が見どころ。

中之島ダイビル
写真: inoue-hiro / CC BY-SA 3.0 (Wikimedia Commons)
用途
オフィスビル
エリア
大阪市北区
竣工
2009年
階数
地上35階/地下2階
高さ
160m
延床面積
約74,743㎡
開発
ダイビル・関西電力・関電不動産
設計
日建設計

歴史の継承と現代建築の融合

大阪市北区中之島三丁目。堂島川と土佐堀川に挟まれた中之島の西寄り、フェスティバルタワーから徒歩数分の場所に、2009年3月、地上35階・地下2階、高さ160メートルの超高層ビルが完成した。中之島ダイビルである。設計は日建設計、開発はダイビル・関西電力・関電不動産の3社共同によるもので、延床面積は約75,000平方メートルに及ぶ。

このビルの最大の特徴は、近代建築として名高い「旧ダイビル本館」の意匠を引き継いだ低層部のデザインにある。旧ダイビル本館は1925年竣工のネオロマネスク様式のビルで、大阪市内屈指の歴史的建造物として知られていた。建て替えにあたり、旧本館の外観モチーフを現代の技術で再現した低層部を設け、高層棟と接続する構成が採られた。「歴史を壊さずに現代へ接続する」という手法は、東京の日本橋三井タワーや丸の内パークビルディングにも通じる大都市再開発のひとつの作法だ。

中之島西部を支える3社共同開発

中之島ダイビルの開発がダイビル・関西電力・関電不動産の3社共同という体制をとった背景には、旧ダイビル周辺が関電の業務拠点と隣接していたという地理的な事情がある。電力会社が都市の超高層再開発に共同事業者として参画するケースは珍しく、地域の主要インフラ企業が街区更新を担う関西ならではの事業スキームともいえる。

建物完成後も、中之島ダイビルは大阪の主要企業・金融機関のオフィスとして機能しながら、東隣のフェスティバルタワーや土佐堀川沿いの緑道とともに、中之島の水辺の都市景観を構成している。川沿いを歩きながら見上げる高層棟の姿は、古典的な低層部とのコントラストが鮮明で、大阪の都市建築の歴史的な重なりを感じさせる。

まとめ

中之島ダイビルは2009年竣工、地上35階・高さ160メートル。旧ダイビルの意匠を受け継ぐ低層部と日建設計による現代的高層棟が対話するこのビルは、歴史の継承と都市更新を同時に体現する中之島の代表的な超高層だ。同じ中之島エリアの中之島フェスティバルタワー(2012年竣工)とあわせて、川沿いを歩きながら眺めてほしい。中之島・梅田周辺の宿泊は楽天トラベルから探せる。

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参考・出典

  • 中之島ダイビル - Wikipedia(2009年3月竣工、地上35階・地下2階、高さ160m、設計:日建設計、開発:ダイビル・関西電力・関電不動産)
  • ダイビル100年史サイト 中之島3丁目共同開発

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