住友不動産新宿グランドタワー
西新宿8丁目の市街地再開発によって2011年に竣工した地上40階・高さ195mの複合ビル。成子天神社を敷地内に保存したまま、日建設計が設計した高層棟を立ち上げた。超高層群の南端に位置し、新宿の稜線を形づくる一棟。
- 用途
- オフィスビル
- エリア
- 新宿区
- 竣工
- 2011年
- 階数
- 地上40階/地下3階
- 高さ
- 195m
- 延床面積
- 約138,600㎡
- 開発
- 西新宿八丁目成子地区市街地再開発組合
- 設計
- 日建設計
成子地区の再開発——西新宿南端に現れた195mの塔
東京都新宿区西新宿8丁目。副都心の超高層群が集中する西新宿の南端に近いこのエリアに、住友不動産新宿グランドタワーは2011年10月に竣工した。地上40階・地下3階、高さ195mの複合ビルは、西新宿八丁目成子地区市街地再開発組合が主体となって進めた再開発の産物だ。設計は日建設計が担い、施工は大成建設と鴻池組のジョイントベンチャーが行った。延床面積は13万8600平方メートルにのぼる。
1970年代に超高層ビル群が形成された西新宿北部に対して、成子地区は街区の細分化や権利関係の複雑さから、長らく再開発が進まなかった。住宅・商業・工場などが混在していた旧街区を、複数の権利者が組合を設立して一体化し、住友不動産が管理・運営を担う形でプロジェクトが始動したのは2008年のことだ。着工から3年余りで地上40階の高層棟を完成させた。低層部には商業施設、中・上層部にはオフィスフロアを配置する構成をとる。
鎮守の社と高層棟の共存
このビルを語るうえで欠かせないのが、敷地内に保存された成子天神社の存在だ。再開発にあたって社殿と境内は移設・整備され、超高層ビルの足元に杜が残る珍しい景観が生まれた。都市再開発でこうした歴史的空間を存続させることは容易ではなく、地元関係者との長期にわたる合意形成の結果といえる。ガラスカーテンウォールの高層棟と、石畳に囲まれた社殿が隣り合う光景は、西新宿の街歩きの中でも際立つ場面の一つだ。
副都心の高層群は北側の区画に集中しているため、南側から新宿を眺めると、グランドタワーが前景に立ち、旧来の超高層群を後ろに従えるような遠望が広がる。西新宿の南端を起点に、高層群の形成史をたどる散歩コースにも自然と組み込まれる一棟だ。
まとめ
住友不動産新宿グランドタワーは、西新宿八丁目成子地区の市街地再開発によって2011年に誕生した地上40階・高さ195mの複合ビルだ。日建設計が設計し、成子天神社を境内ごと保存した都市再開発の丁寧な取り組みが、このビルの個性を形づくっている。西新宿の超高層群をめぐる街歩きでは、南端に立つこの195mの塔と、その足元に息づく鎮守の杜にも足を向けてほしい。
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関連リンク
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参考・出典
- 日本語Wikipedia「住友不動産新宿グランドタワー」(地上40階・地下3階・高さ195.2m・延床138,600m²・日建設計・大成建設+鴻池組JV施工・西新宿八丁目成子地区市街地再開発組合事業・2011年10月竣工)
- 新宿区の超高層建築物一覧(195.2m・40F・2011年)