神戸ポートタワー
1963年竣工、神戸港メリケンパークに立つ高さ108メートルの朱色の展望タワー。世界初のパイプ構造(ハイパーボロイド構造)建造物として建築史に名を残し、「鉄塔の美女」の愛称でも知られる。2024年4月にリニューアルオープン。

- 用途
- オフィスビル
- エリア
- 神戸市中央区
- 竣工
- 1963年
- 高さ
- 108m
神戸港に立つ「鉄塔の美女」
神戸港のメリケンパーク。異人館が点在する坂の街を抜けて海に出ると、鮮やかな朱色の鼓形タワーが水辺に立っている。神戸ポートタワー——1963年に竣工した高さ108メートルの展望タワーで、その優美な姿から「鉄塔の美女」と称されてきた。
このタワーの最大の特徴は構造にある。縦に引き伸ばした鼓のような曲線の胴体は、パイプを斜めに格子状に組み合わせる「ハイパーボロイド構造」によって生み出されたものだ。世界初のパイプ構造建造物として建築史に記録されており、鋼材の量を最小限に抑えながら全体の強度を保つこの工法は、当時の構造技術の到達点を示している。施工は大林組が担った。
復興と更新を経て
神戸ポートタワーは1995年の阪神・淡路大震災でも倒壊を免れ、被害を受けた神戸の復興シンボルとして街の記憶に深く刻まれた。2021年9月には耐震化と大規模リニューアルのため一時休館し、2024年4月26日に新たな展望施設として全面オープンを迎えた。最新の観覧設備に生まれ変わりながら、朱色のハイパーボロイド構造という唯一の外観は変わらない。
メリケンパークはハーバーランドや南京町(中華街)と歩いてつながる観光エリアの中心に位置する。神戸海洋博物館と並んで立つポートタワーは、かつての港湾施設の跡地が開かれた公共空間へと再生された神戸ウォーターフロントの象徴でもある。
まとめ
神戸ポートタワーは1963年竣工、高さ108メートル。世界初のパイプ構造(ハイパーボロイド構造)建造物として知られ、朱色の鼓形シルエットが神戸港の顔を形成している。2024年のリニューアルを経て、改めてその曲線美をメリケンパークの海辺から確かめてほしい。
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参考・出典
- 神戸ポートタワー Wikipedia(高さ108m・1963年竣工・ハイパーボロイド構造・2024年4月リニューアル)
- 全日本タワー連盟 神戸ポートタワー(タワー概要)
- 大林組 神戸ポートタワー 施工実績