オフィスビル

テレコムセンタービル

1996年に開業した江東区青海の複合オフィスビル。地上21階・高さ約99mの双塔をアーチで結んだ独特のシルエットが特徴で、臨海副都心開発の先導施設として整備された。

テレコムセンタービル
写真: Guilhem Vellut / CC BY 2.0 (Wikimedia Commons)
用途
オフィスビル
エリア
江東区
竣工
1996年
階数
地上21階/地下3階
高さ
99m
開発
東京テレポートセンター

湾岸に立つ双塔のランドマーク

東京モノレールでお台場方面へ向かい、テレコムセンター駅を降りると、視界に飛び込んでくるのがこの双塔の建物だ。テレコムセンタービルは地上21階・地下3階建て、高さ約99メートル。1996年1月に竣工し、東京テレポートセンターが開発した複合オフィスビルで、二棟をアーチで繋いだ独特のシルエットはお台場のシンボルのひとつとなっている。

二棟をつなぐアーチ頂部には展望台が設けられており(現在の開館状況については要確認)、東京湾越しに都心のスカイラインを望むことができる。建物全体は情報通信産業の集積を目的として整備された施設であり、1990年代に臨海副都心の開発が本格化するなかで先導的な役割を果たした。江東区青海という、かつては埋立地の工場地帯だった場所が、情報産業のビジネス拠点として姿を変えるうえでの象徴的な建物だといえる。

臨海副都心と情報産業の夢

テレコムセンタービルが完成した1996年は、バブル崩壊後の調整期を経て、臨海副都心の開発事業がなおも継続されていた時代だ。当初の計画では国際展示場と都市型住宅、そして情報通信産業の集積地を一体的に整備するという壮大な構想があったが、バブルの崩壊によってその規模は大幅に縮小された。

それでもテレコムセンタービルは、ゆりかもめが1995年に暫定開業した直後にオープンし、新交通システムの沿線に業務施設が立ち並ぶという臨海副都心のモデルを体現した。以来約30年、お台場の風景として定着したこの双塔の建物は、1990年代の東京が抱いていた臨海開発への期待と、その後の現実の折り合いを記録した都市の証言者でもある。

まとめ

テレコムセンタービルは1996年竣工、地上21階・高さ約99メートル。双塔をアーチで結んだ独特の外観は江東区青海のランドマークとして親しまれており、臨海副都心開発の先導施設としての歴史的役割を持つ。ゆりかもめに乗り、テレコムセンター駅で降りて見上げるとき、1990年代の湾岸開発が刻み込んだ痕跡を建物の形から読み取ることができる。

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参考・出典

  • テレコムセンター - Wikipedia(地上21階・地下3階・高さ約99m・1996年1月竣工・江東区青海2-5-10)
  • 東京お台場.net(テレコムセンタービル・東京テレポートセンター開発)
  • ビルバンク(テレコムセンタービル:鉄骨造及び鉄骨鉄筋コンクリート造・建築面積13,309.82㎡・延床面積158,050.18㎡)

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