オフィスビル

東京ガーデンテラス紀尾井町

2016年竣工、千代田区紀尾井町。旧グランドプリンスホテル赤坂の広大な跡地に、地上36階・高さ180メートルのタワーが立ち上がった複合施設。日建設計とKPFが設計を担い、オフィス・ホテル・商業を一体にした千代田区の新たなランドマーク。

東京ガーデンテラス紀尾井町
写真: Akonnchiroll / CC BY-SA 4.0 (Wikimedia Commons)
用途
オフィスビル
エリア
千代田区
竣工
2016年
階数
地上36階/地下2階
高さ
180m
延床面積
約227,200㎡
開発
西武プロパティーズ
設計
日建設計(設計・監理)、Kohn Pedersen Fox Associates(外装デザイン)

赤プリの記憶を受け継ぐ、紀尾井町の新顔

東京都千代田区紀尾井町1-2。四ツ谷駅から程近い緩やかな丘の上に、東京ガーデンテラス紀尾井町は建っている。2016年に竣工したこの複合施設は、地上36階・地下2階、高さ180メートルのタワーを核に構成される。延床面積は約227,200平方メートルにのぼり、千代田区における大規模再開発の一つだ。設計・監理は日建設計が担い、外装デザインには米国の建築設計事務所コーン・ペダーセン・フォックス(KPF)が参画した。開発を主導したのは西武プロパティーズである。

この敷地には長年にわたってグランドプリンスホテル赤坂が立っていた。通称「赤プリ」として知られたこのホテルが閉館し、その跡地を活用した再開発として現在の複合施設が誕生した。地上棟にはオフィスと商業施設が入り、ホテル棟には「ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町」が開業。かつてのホテルが育んできた緑豊かな空間の記憶は施設内の緑地として受け継がれており、千代田区の一角に落ち着いた佇まいを添えている。

歴史と高層が交わる、千代田区の独特な景観

紀尾井町という地名は、かつてこの一帯に屋敷を構えた紀州・尾張・井伊の三家に由来するとされる。現代の超高層タワーが立ち上がっても、周囲には赤坂御用地や清水谷公園など歴史的な空間が近接しており、高層建築と落ち着いた緑地が独自の対比をなしている。

高さ180メートルの外壁は縦線を強調したガラスと金属パネルで仕上げられ、KPFの手によるシャープなラインが際立つ。タワーの足元を歩くと、垂直方向に伸びる建物の力強さと水平に広がる緑地の静けさが同時に感じられる。四ツ谷・永田町・赤坂見附の各駅を徒歩圏内に擁するこの立地は、ビジネス拠点としても宿泊の拠点としても機能している。

まとめ

東京ガーデンテラス紀尾井町は2016年竣工、地上36階・高さ180メートルの複合施設だ。旧グランドプリンスホテル赤坂の広大な敷地に、西武プロパティーズが日建設計とKPFとともに計画した。由緒ある紀尾井町の地で歴史的な緑を引き継ぎながら超高層タワーを実現したこの再開発は、千代田区の街並みに新しい節点を加えた存在だ。四ツ谷駅を起点に坂を上れば、タワーの足元でそのスケールをじかに体感できる。

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参考・出典

  • 各種建物データベース(竣工2016年・地上36階地下2階・高さ180m・住所:千代田区紀尾井町1-2・開発:西武プロパティーズ・設計:日建設計/KPF)
  • 東京都環境局「東京ガーデンテラス紀尾井町 建物諸元(2020年12月現在)」(延床面積227,200㎡・敷地面積30,360.19㎡)

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