マンション

シティタワーズ東京ベイ

住友不動産が有明2丁目に開発した全1,539戸の免震トリプルタワー。地上最大33階の3棟が横一列に並び、隣接する有明ガーデンとともに国家戦略特区・有明の街並みを更新した。

シティタワーズ東京ベイ
写真: NickeldimeC / CC BY-SA 4.0 (Wikimedia Commons)
用途
マンション
エリア
江東区
竣工
2019年
階数
地上33階
高さ
113m
開発
住友不動産

有明の空に並ぶ三つの塔

東京都江東区有明2丁目。2019年7月に竣工したシティタワーズ東京ベイは、住友不動産が開発した全1,539戸の免震トリプルタワーマンションだ。ウエストタワー(地上32階・高さ約114m)、セントラルタワー(地上33階)、イーストタワー(地上33階)の3棟が横一列に整然と並ぶ外観は、有明の埋め立て地に広がる空を背景に独自のスカイラインを描く。白と黒のコントラストを基調としたファサードは遠目にも際立ち、ゆりかもめの車窓や東京湾側からも視認できる存在感を持つ。

3棟はいずれも免震構造を採用し、各棟を微妙に角度を変えて配置することで相互の視線が干渉しにくい工夫が施されているとされる。埋め立て地特有の地盤に対応しながら、1,500戸超の規模をひとつの街区で完結させるという開発の規模感は、有明という街がどれほどの変化の過程にあったかを示している。2020年2月から順次入居が始まり、3棟が横に連なる姿は有明の景観の新たな定点となった。

有明ガーデンと国家戦略特区

シティタワーズ東京ベイが立つ有明2丁目一帯は、国家戦略特区に指定された区域に含まれる。住宅・商業・医療・教育機能を複合させた都市形成が目指されてきたこのエリアで、タワー竣工の翌年にあたる2020年、大型複合施設「有明ガーデン」が開業した。ショッピングモール、ホテル、天然温泉スパ、イベントホールが一体化したこの施設は、タワーと同じ街区に立ち、それまで「住むにはやや不便」とも評されていた有明の日常利便性を大きく更新した。

2021年に開催された東京オリンピック・パラリンピックに向け、周辺には有明アリーナなどの競技施設が相次いで完成し、有明は国際的なスポーツ施設の集積地として広く知られることとなった。シティタワーズ東京ベイはその変化の只中で生まれた住宅タワーであり、選手村跡地から転用された晴海フラッグとともに、東京湾岸の急速な都市化を体現する建物群の一翼を担っている。

まとめ

ウエスト・セントラル・イーストの3棟が一列に並ぶシティタワーズ東京ベイは、2019年竣工以来、有明のスカイラインを特徴づけるランドマークとなっている。国家戦略特区の住宅核として有明ガーデンと街区を共有し、湾岸エリアの日常を根付かせる複合開発の一部を成している。ゆりかもめ有明駅から降り立ち、水辺の遊歩道を歩きながら3棟のシルエットを眺めると、東京湾岸の開発が積み重ねた時間の厚みをより近くに感じられる。

関連記事:スカイズ タワー&ガーデンベイズ タワー&ガーデン晴海フラッグ

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参考・出典

  • 住友不動産プレスリリース「総戸数1,539戸のトリプルタワー超高層免震マンション」(2020年3月、sumitomo-rd.co.jp)
  • 住友不動産ステップ 物件概要(stepon.co.jp/premier/cttws-tokyo-bay/)
  • 建物高さ:ウエストタワー113.87m・最高118.97m。複数サイト間に差異があり本誌は控えめな値を採用

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