オフィスビル

二子玉川ライズ

多摩川北岸に広がる大規模複合開発。2010〜2015年にわたって整備され、メインタワーは地上42階・高さ151.1メートルを誇る。コンランアンドパートナーズのマスタープランのもと、都市の賑わいと川沿いの緑を連続させた独自の街区を形成している。

二子玉川ライズ
写真: Araisyohei / CC BY-SA 4.0 (Wikimedia Commons)
用途
オフィスビル
エリア
世田谷区
竣工
2015年
階数
地上42階/地下1階
高さ
151.1m
開発
東急電鉄・東急不動産(二子玉川東地区市街地再開発組合)
設計
コンランアンドパートナーズ(マスタープラン)・アール・アイ・エー/東急設計コンサルタント/日本設計(JV)

多摩川のほとりに生まれた大規模複合開発

東京都世田谷区玉川二丁目。多摩川の北岸、二子玉川駅に直結する場所に、2010年から2015年にかけて段階的に整備された大規模複合施設が二子玉川ライズだ。東急電鉄・東急不動産が事業主体となり、二子玉川東地区市街地再開発組合によって推進されたこのプロジェクトは、オフィス・住宅・商業施設・ホテル・バスターミナルなどが一体となって整備される、世田谷における都市再開発の大型事例となった。

メインタワーであるタワー&レジデンス イースト棟は地上42階・地下1階、高さ151.1メートルの超高層ビルで、2010年竣工の第1期工事の中心だ。開発全体のマスタープランはロンドンを拠点とするコンランアンドパートナーズが担当し、日本側の建築設計はアール・アイ・エー・東急設計コンサルタント・日本設計のJVが担った。駅から多摩川沿いの公園まで一本の帯のようにつなぐ「リボンストリート」と呼ばれる歩行者動線が、この開発のアイデンティティを形づくる要素のひとつになっている。

駅前の都市から多摩川の自然へ

二子玉川ライズの特徴のひとつは、都市的な賑わいと自然環境とを連続させた計画思想にある。開発地区の東側には多摩川が流れ、隣接する二子玉川公園(約6.3ヘクタール)との一体的な整備により、超高層ビルが立つ街区でありながら、緑と水辺が日常的に感じられる環境が実現している。

全体開発は3期に分かれて進み、第1期の2010年にタワー棟類と一部商業施設が開業し、2011年に商業施設・オフィス棟の追加フェーズが完成、2015年に最終フェーズが竣工した。複数の住宅棟も含み、居住・業務・商業機能が一街区に交じり合う職住遊一体の都市が生まれている。かつて既成市街地として低層住宅や商店が混在していた土地が、段階的な再開発によって多摩川の水辺と呼応する複合街区へと変わった過程は、東京郊外の大規模再開発の事例としてたびたび参照される。

まとめ

二子玉川ライズは2015年に全体竣工、東京都世田谷区玉川二丁目に位置する大規模複合開発だ。メインのタワー&レジデンス イースト棟は地上42階・高さ151.1メートルを誇り、多摩川の自然環境に接する希有な超高層街区を形成している。コンランアンドパートナーズのマスタープランのもとで東急が主導したこの開発は、駅前の都市機能と川沿いの緑が共存する二子玉川の景観を決定づけた。リボンストリートを歩いて多摩川まで足を延ばすと、この街区が何をめざしたかがよく伝わってくる。

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参考・出典

  • 英語版Wikipedia『Futako-Tamagawa Rise』(en.wikipedia.org/wiki/Futako-Tamagawa_Rise)Tower East: 42F・B1・高さ151.1m・2010年竣工(Phase 1)
  • The Skyscraper Center(skyscrapercenter.com/building/futakotamagawa-rise-tower-residence-east/20366)高さ151.1m確認
  • RIA設計事務所 実績(ria.co.jp)設計JV:アール・アイ・エー・東急設計コンサルタント・日本設計
  • Conran and Partners(conranandpartners.com/projects/futako-tamagawa/)マスタープラン
  • 二子玉川ライズ 公式(rise.sc)

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