オフィスビル

大阪ステーションシティ

2011年5月にグランドオープン、JR大阪駅に被さる大屋根とノースゲートビルディング(地上29階・約150m)によって梅田北側の顔を一新した複合駅ビル。JR西日本が主導した大阪の鉄道駅再生プロジェクト。

大阪ステーションシティ
写真: Mr.ちゅらさん / CC0 (Wikimedia Commons)
用途
オフィスビル
エリア
大阪市北区
竣工
2011年
階数
地上29階/地下3階
高さ
150m
開発
西日本旅客鉄道
設計
日建設計

梅田の空を覆う大屋根、駅が街になる

大阪駅のホームを見下ろすように、スパン300メートルを超える鉄骨トラスの大屋根が広がっている。大阪ステーションシティ——2011年5月4日にグランドオープンしたJR大阪駅の複合施設群だ。中核をなすノースゲートビルディングは地上29階・地下3階・軒高144.415メートルで、西日本旅客鉄道(JR西日本)が開発主体となり、日建設計が設計を担当した。南側に隣接するサウスゲートビルディング(高さ122.3m)と一体となって、大阪駅の南北を挟み込む巨大な複合空間を形成する。

大屋根はホームと改札、南北両ビルを結ぶ屋根付き回廊として機能し、東西から風が通り抜ける構造を持つ。雨に濡れずに南北を行き来できる動線設計は、JR大阪駅に接続するホテル・百貨店・オフィスへのアクセスを大きく改善し、梅田一帯の歩行者流動を変えた。ノースゲートビルディングには大型百貨店のほか商業施設とオフィスが組み込まれ、乗換・滞在・就業が一体となった梅田北口の新たなランドマークとなっている。

梅田の変容と北側の開発序章

大阪ステーションシティが開業した2011年は、ちょうど隣接する梅田貨物駅(梅田北ヤード)の整備方針が固まりつつあった時期でもある。翌年には同地区の第一期開発であるグランフロント大阪が着工し、2013年に開業することになる。大阪ステーションシティはその前夜に当たる開発であり、梅田北口の再生とうめきたプロジェクトをつなぐランドマークとして、大阪都心の変容を牽引してきた。

サウスゲートビルディングは1983年に大阪駅ビルとして完成し、大阪南口のにぎわいを長年支えてきた。ノースゲートビルディングの竣工によって南北両棟が大屋根でつながれたことで、大阪駅は単なる鉄道ターミナルから梅田全体の結節点として機能する複合施設へと進化した。

まとめ

大阪ステーションシティは2011年グランドオープン、ノースゲートビルディングが地上29階・高さ約150メートル。JR大阪駅に被さる大屋根の下に商業・オフィス・ホテルが集まるこの施設は、梅田と大阪駅周辺の都市再生の象徴だ。大阪を訪れた際は、大屋根の下からホームを見下ろす独特の景観をぜひ体感してほしい。

関連記事:グランフロント大阪 / グラングリーン大阪

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参考・出典

  • Wikipedia『ノースゲートビルディング』(地上29階・地下3階・高さ144.415m・2011年竣工・設計日建設計)
  • Wikipedia『大阪ステーションシティ』(2011年5月4日グランドオープン・開発JR西日本)

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