三田ガーデンヒルズ
旧逓信省簡易保険局庁舎跡地に誕生した港区最大規模の住宅街区。約25,000m²の敷地に7棟・総戸数1,002戸が並び、英国の建築事務所Hopkins Architectsが歴史建材を継承するファサードを設計した。
- 用途
- マンション
- エリア
- 港区
- 竣工
- 2025年
- 階数
- 地上14階
- 開発
- 三井不動産レジデンシャル・三菱地所レジデンス
- 設計
- 星野建築事務所(Hoshino Architects)・Hopkins Architects
旧逓信省の跡地に生まれた7棟の街区
東京都港区三田1丁目。慶應義塾大学のキャンパスにほど近いこの一角には、かつて旧逓信省簡易保険局の庁舎が建ち並んでいた。その跡地を舞台に、三井不動産レジデンシャルと三菱地所レジデンスが共同で開発を進めたのが「三田ガーデンヒルズ」だ。約2万5千平方メートルという港区内では最大規模の分譲マンション敷地に、PARK MANSION、WEST HILL、EAST HILL、NORTH HILL、CENTRE HILL、SOUTH HILL、VILLASの7棟が並ぶ大規模住宅街区として、2025年3月に竣工した。総戸数は1,002戸にのぼる。
各棟は最大でも地上14階という、都心の大規模再開発としては抑えた高さで整えられている。超高層マンションが競うように建ち並ぶ湾岸エリアとは対照的に、三田・麻布の丘の街並みと調和するスケール感が意識された設計だ。施工は大成建設が担当した。
「OLD CRAFT & NEW TECH」——歴史建材を継承するファサード
設計を主導したのは東京を拠点とする星野建築事務所(Hoshino Architects)で、ファサードデザインにはロンドンを本拠地とする建築事務所Hopkins Architectsが参画した。Hopkins Architectsにとって、これが初の日本進出プロジェクトとなる。
プロジェクト全体を貫くデザインコンセプトは「OLD CRAFT & NEW TECH」。旧逓信省庁舎で用いられていた建材の一部が保存・再現され、外観に歴史的な質感が持ち込まれた。近代建築の記憶を受け継ぎながら現代の居住環境に作り変えていくこの姿勢は、この開発を単なる大規模マンションと一線を画している。旧来の庁舎が持っていた重厚感を建物の素材に閉じ込め、新しい街区の顔をつくろうとした試みは、都心の住宅地における歴史継承の稀有な例といえる。
まとめ
三田ガーデンヒルズは、旧逓信省簡易保険局庁舎跡地(約2万5千m²)に2025年3月に竣工した、港区最大規模の住宅街区だ。最大地上14階・7棟・総戸数1,002戸という構成が、都心の地に穏やかな街の気配をつくり出している。慶應義塾大学の緑や麻布十番のにぎわいをそばに感じながら、石畳のような路地や旧建材の質感を探しながら歩いてみると、歴史と現代が交わる三田の今が見えてくる。
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関連リンク
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参考・出典
- 三井不動産レジデンシャル・三菱地所レジデンス プレスリリース 2022年4月25日(旧逓信省簡易保険局庁舎跡地・約25,000m²・総戸数1,002戸・施工:大成建設)
- Hoshino Architects 公式サイト https://hoshinoarchitects.com/project/mita-garden-hills-residential-completed/(設計:星野建築事務所)
- REthink Tokyo 2022年5月記事(Hopkins Architects初の日本進出プロジェクト・7棟構成・2025年竣工)
- 日経xTECH 2023年2月「港区最大敷地面積の分譲マンション、三田ガーデンヒルズ、23年2月に販売開始」(地上14階・2025年3月竣工)