オフィスビル

スフィアタワー天王洲

1993年竣工、地上28階・高さ約117mのオフィスビル。品川・天王洲アイルのウォーターフロント再開発を牽引した三菱商事の拠点ビルで、球状の外観デザインが特徴。

スフィアタワー天王洲
写真: Kentin / CC BY-SA 3.0 (Wikimedia Commons)
用途
オフィスビル
エリア
品川区
竣工
1993年
階数
地上28階/地下2階
高さ
117m
開発
三菱商事
設計
アール・アイ・エー(RIA)

天王洲アイルに生まれた球の塔

品川の東に広がる人工島、天王洲アイルを歩くと、水路沿いに球状のデザインが印象的な高層ビルが目に入る。スフィアタワー天王洲だ。1993年4月に竣工した地上28階・高さ117.50メートルのオフィスビルは、東京都品川区東品川に位置し、三菱商事が開発した。「スフィア(球)」という名の通り、ビルの各フロアに球状のアクセントが施された外観は、ウォーターフロントの開放感の中で独特の存在感を放っている。

設計はアール・アイ・エー(RIA)が手がけ、鹿島建設・大成建設・熊谷組・佐藤工業・三菱建設の共同企業体が施工した。天王洲アイルは1980年代後半から90年代にかけて開発が本格化したウォーターフロントエリアで、品川区東品川の旧工業地帯を大規模に再整備したものだ。スフィアタワーはその再開発の先頭を走ったオフィスビルの一つである。

バブル後に完成したウォーターフロントの顔

スフィアタワーが竣工した1993年は、日本のバブル経済崩壊後の最初の数年に当たる。計画はバブル期の勢いの中で立案されたが、竣工は厳しい経済環境の中での開業となった。それにもかかわらず、このビルは天王洲アイルの業務機能を支えるオフィスとして長年にわたって稼働し、エリアのシンボルとなってきた。

天王洲アイルという場所は、東京のウォーターフロント再開発の中でも独特の成り立ちを持つ。臨海部の工業地帯が再開発されたという点では湾岸エリアに共通しているが、周辺にアートギャラリーや劇場、ライブハウスが集積したことで、後年には文化・クリエイティブ産業のハブとしての性格を帯びていった。スフィアタワーはそうした変化の前から立つ老舗格の建物だ。

東京モノレール天王洲アイル駅やりんかい線天王洲アイル駅と徒歩圏にあり、品川方面からのアクセスも良い。水路に沿った遊歩道からビルを眺めると、球状のデザインが水面に映り込む独特の風景に出会える。

まとめ

スフィアタワー天王洲は、1993年竣工・地上28階・高さ約117メートルのオフィスビルとして、天王洲アイルのウォーターフロントに立ち続けている。三菱商事が開発し、RIAが設計したこの建物は、品川臨海部の都市変容を最前列で見てきた建物だ。品川インターシティや東京ポートシティ竹芝などと合わせて、品川から羽田方面への沿岸部の変遷を辿るルートで訪れてみてほしい。

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参考・出典

  • 日本語Wikipedia「スフィアタワー天王洲」
  • 各種不動産データベース(要最終確認)

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