高輪ゲートウェイシティ
JR東日本が旧品川車両基地跡地に手がける大規模複合開発。2025年3月に第1期が開業し、オフィス・商業・ホテル・住宅が集まる新しいゲートウェイ拠点として変貌を遂げた。

- 用途
- オフィスビル
- エリア
- 港区
- 竣工
- 2025年
- 階数
- 地上30階
- 高さ
- 161m
- 開発
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- 設計
- Pickard Chilton・日建設計・ニッケン設計・日本設計
品川車両基地跡地の大変貌
高輪ゲートウェイシティは、東京都港区の旧JR品川車両基地跡地に誕生した大規模複合開発である。JR東日本が主導するこのプロジェクトは、2020年に開業した高輪ゲートウェイ駅の周辺に、オフィス・商業・ホテル・住宅・文化施設を集積させる全体構想を持つ。2025年3月に第1期「THE LINKPILLAR 1」が開業し、東京南部の新たな拠点として注目を集めている。
第1期の主要棟「THE LINKPILLAR 1 North」は地上29階・高さ約161メートル、「THE LINKPILLAR 1 South」は地上30階・高さ約159メートルとなっており、品川駅と高輪ゲートウェイ駅の間に新しいスカイラインを形成した。外観デザインはPickard Chiltonが主導し、日建設計・ニッケン設計・日本設計が協力した。
2025年以降も段階的に整備が進み、隈研吾建築都市設計事務所が外観を手がける文化創造棟が2026年の竣工を予定している。同棟は高輪築堤(幕末期の海上鉄道遺構)の一部を保存・展示し、歴史と最先端建築が共存する空間を目指している。
高輪築堤が宿す歴史の文脈
2020年の再開発工事中に偶然発見された高輪築堤は、1872年の日本初の鉄道開業時に海上に建設された石積みの堤防である。品川駅から新橋駅へと続く線路を海の上に通すため造られたこの築堤は、日本近代化の象徴的な遺構として専門家から高く評価された。
JR東日本は一部の遺構を地上に引き上げて保存する方針を決め、高輪ゲートウェイシティ内に展示・見学できるエリアを設ける計画を進めている。150年以上前の石積みが、21世紀の超高層ビルの足もとに姿を現すという光景は、この開発が持つ独自の歴史的文脈を際立たせる。
まとめ
高輪ゲートウェイシティは、2025年に第1期が開業した高輪ゲートウェイ駅前の大規模複合開発で、主要棟は地上29〜30階・高さ約159〜161メートル規模を誇る。開発事業者のJR東日本は、幕末の高輪築堤遺構を保存・公開する構想も持ち、歴史を掘り起こしながら新しい街を積み重ねていく試みとしても注目を集めている。完成に向けた工事が続く街を訪れると、東京のインフラが時代を越えて折り重なる様子を感じ取ることができる。
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関連リンク
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参考・出典
- JR東日本 高輪ゲートウェイシティ公式サイト
- Skyscraper Center - Takanawa Gateway City Complex I
- 隈研吾建築都市設計事務所 プロジェクトページ
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